誰も教えてくれない勝つべくして勝つローリスクローリターンの戦略
「勝てるからやる、負けるならやらない」
これは僕が尊敬するお笑い芸人、島田紳助さんの言葉です。
そして僕が運営している勝てる戦略ラボの指針でもあります。
よく起業家界隈ではリスクを取ることの方がすごい!と尊敬されます。
「僕もすげえな‥」と思います。「かっこいいなぁ」と思いますしそんな起業家に憧れたものです。
しかし真似しようとはしませんし、それを広めようとも思いません。
僕が広めるのはローリスク、ローリターンの戦略です。
小心者だなと思われますが、理由は3つあります。
1つ目の理由:ハイリスクなことをやるのはビジネスではなくギャンブルだから
リスクの高いことをやって一発当てれば大きく儲ける事はできますが当たる確率はかなり低いものです。仮に失敗すると大きな損失を被ることになります。
再起する事も難しくなります。
それだけではありません。家族にも迷惑をかけますし、お客さんにも迷惑をかけます。何より自信を傷つけてしまうことです。精神的なダメージを負うことが最悪です。
(僕の場合、経営者を応援する立場の人間なのでハイリスクなギャンブルをさせるわけには行きません)
一発ドカンと儲けるのは良いのですが、お客様へ納品、対応品質が悪くなりその後のリピートが取れなくなり、長期的な売り上げはなくなる‥という話はよくあることです。
このようにハイリスクなことにチャレンジをする事は成功してもリスクがつきまといます。(それを1つの経験として捉えるのは良いのですが。)
よく自己投資の界隈では高額のお金をかけて自分に負担をかけることを推奨されますが、僕はオススメしません。
自分に負担をかければブーストがかかって突然、覚醒するマンガの主人公のようになることは基本起こりえませんから。
そんなことをしなくても地道に施策を打っていけばある程度の儲けは出ます。
2つ目の理由:小さいテストが何度もできるから
ローリスク・ローリターンの良いところは小さいテストが何度もできることです。
・このやり方ではうまくいかないんだ‥
↓
・ではこのやり方ではどうか?
という小さいテストをすることができます。
マーケティング、セールスの基本はテストと改善の繰り返しです。何度も繰り返せば負ける共通点と必勝パターンの傾向が見えてきます。
小さいリスクの勝負で得るものは小さいです。ほんのわずかな儲けしかないでしょう。しかし失うのも小さいんです。失敗しても損失は小さく済むという利点があります。
3つ目の理由:必勝パターンが構築される
なんども小さいテストをして失敗原因を分析していると、小さい勝ちを得ることできます。
小さい勝ちを取れるようになると「このやり方だったらうまくいくんだな!」と確信を得ることができます。
そうすると自分の得意の必勝パターンがわかるので勝ち続けることができるんです。
そしてここぞという場面でも自分の必勝パターンがわかっていると賢明な判断ができますし、勝つべくして勝てる勝負を仕掛けることもできます。
ローリスク・ローリターンの勝負を仕掛けていくことで必勝パターンの構築もできるし長期的に儲けを出すのに必要な勝てる戦略を作ることができるんです。
一発逆転型のギャンブラーと長く勝てる戦略家
あなたがどっちを選ぶかはわかりません。天才型の起業家ならギャンブルをしてみてもいいでしょう。しかし多くの人は天才型ではありません。きっと凡才です。
凡才がリスクの高いギャンブルに多額のお金を投資するのはとても現実的とは言えません。
一発逆転型のギャンブラーのようなビジネスをしていると売上が上がったり、下がったり、目の前の儲けに振り回されます‥
そしてどこぞのコンサルタントの「〇〇式メソッド!」などの高額セミナーやノウハウを買って振り回されて‥気づけば数百万近く投資していて回収できていないことがほとんどです。
勝つべくして勝つ戦略が取れるビジネスをしていると損益分岐点も明確にして費用対効果の良い投資ができます。
余計なノウハウに振り回されずにやるべき行動がわかります。今日、どんなことをすれば儲けにつながるのか?お客様に喜んでもらえるか?が明確です。
勝てる土俵を作り得意の勝ちパターンで勝負しているので一発大きな儲けはありませんが、積み上がっていくので徐々に右肩上がりの成長をすることができます。
リスクを小さくして、小さい勝ちをとっていく、小さい成功体験をたくさんして自分をレベル上げしてくことの方が現実的です。
全てにおいて打算的、全てにおいて利益を得ることを目的にした勝てる戦略ビジネスマンになれる第一歩がローリスク・ローリターンです。